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江戸城(皇居東御苑)の「城壁、反りの美」や「石垣の積み方」を探求しました🏯

よく行く皇居東御苑は、何気なく歩いてるが、江戸時代に幕府のある江戸に日本最大の城を造営した。その城壁も数多く遺構があり、城壁の積み上げも優美のものや、粗野の積み方もありで多彩である。今回、「城壁の美」「城壁のソリ」「石垣の積み方」に焦点をあてて写真を撮った。是非、都心のど真ん中、皇居東御苑にヨリミチをオススメします🏯

 

 

旧江戸城の皇居東御苑、遺構の城壁は「美しく、強い」感動しました🏯

 

平川門

奥女中の通用門であり、死者・罪人を出す不浄門である平川門は、田安・一橋・清水の徳川三卿の登城口でもあった。 門の造りは枡形門であり、木橋の平川橋、高麗門、渡櫓門の3つが、現在も揃っている。

大手濠

お堀の浄化を推進するためか、ヒシが繁茂中。

ひし (菱)

ヒシ科一年生水草各地の沼や池に群生水中伸びて各節に細根を生じる。菱形で,葉柄はふくれて空気含み水面に浮く。夏,白色四弁花が咲く果実はかたい殻でおおわれ両側に鋭いとげがある食用となる。 〔「菱の花」は [季]夏。「菱の実」は [季]秋〕
家紋の一。菱形組み合わせたもの。松皮菱割菱武田菱)・三階菱など。
武器の一。鉄製菱の実形に作り先端をとがらせたもので,地上や河中に立てたり,まいたりして敵の進入妨げる。車菱くるまびし)。
(三省堂大辞林から転載)

 高麗門

大手町方面

ヒシがお堀一面繁茂中

渡櫓門(わたりやぐらもん)

渡櫓門の横にある「帯曲輪門」は、この帯曲輪に通じる門である。 竹橋門が残っていたら、やはり同じような門があったのかもしれない。

枡形門

帯曲輪門(おびくるわもん)

渡櫓門の横にある「帯曲輪門」は、この帯曲輪に通じる門である。 竹橋門が残っていたら、やはり同じような門があったのかもしれない。

帯曲輪門の役割は如何に?

枡形内から渡櫓門をみると、右側に「帯曲輪(おびくるわ)門」という小さな門がある。 ネット上の平川門の紹介記事には、この門を「不浄門」と説明しているページを散見する。

渡櫓門をくぐると本丸に続く。

石垣の「積み方」から見る

(1)石垣の「積み方」から見る

石垣は、石の「加工」と「積み方」によっておよそ6種類に分けることができます。

積み方は2パターン!

横の目地を揃えているのが「布積み」。大小さまざまな石を積み上げているのが「乱積み」です。乱積みは、一見簡単なように思われますが、積む技術を要し、さらには何百年も持ちこたえる高度な積み方となります。

石垣の積み方の違いを見るならば、梅林坂の石垣がオススメです。左側の石垣は目地が揃っていないため<乱積み>と呼ばれる積み方です。

一方で、横の目地が通った<布積み>は、東御苑内の多くの場所で見ることができます。特にオススメは、中之門から白鳥濠へと向かう途中の石垣です。

この石垣はアートともいえる美しさ!石垣を積んだ人の美的感覚を感じることができますよ。

石垣の「加工」から見る

(2)石垣の「加工」から見る

石垣の加工は、3種類に分けることができます。

<打込みハギ>

白鳥濠の石垣の加工は「打込みハギ」といって、石同士の隙間を減らすために、角や面を叩いて平たくした石を使用しており、文禄年間(1592 ~96)以降に発達したといわれています。
ちなみに、積み方は目地が揃っていないので「乱積み」です。

<切込みハギ>

大手三之門、同心番所付近にある石垣です。
石の加工は、慶長5(1600)年以降に発達した「切込みハギ」という技法。切込みハギよりもさらに登りにくくするために、石をきれいに加工して隙間ができないように積まれているのが特徴です。なお、積み方は目地が揃っている「布積み」。並びは美しく壮大です。

<野面積み>(のづらづみ)

打込みハギや、切込みハギよりへと発展する前の「野面(のづら)積み」は、加工していない自然の石を利用した石垣です。石同士の間に隙間ができるため敵兵が登りやすいというデメリットがあります。

実は、皇居東御苑内には野面積みの石垣が見られません。写真は、徳川家康が江戸へ入る前、1570年に築いた静岡県の浜松城。天守台を築いたとされるのは家康の後に入城した堀尾氏ですが、野面積みの石垣です!

石垣に見られる3つの秘密

<算木積み>(さんぎづみ)

汐見坂より北側、梅林坂へ向かう途中にある石垣です。

石垣の隅には知恵と工夫が見られます。隅部を観察すると長辺と短辺の石を交互に乗せていることがわかりますね!これは「算木積み」といって、強度を増すための工夫です。

<化粧>

石の表面にも注目してください。縦線または横線が入っていますね。これは「化粧」といって、石の表面を見栄え良く見せるために、ノミで打ち欠く仕上げをしていました。線状の化粧は「すだれ仕上げ」といいます。江戸城以外でも見られますが、慶長5年(1600)年以降に築城され、富と栄光を手に入れた大名の城に施されていたようです。

 

江戸城最大の見どころ「天守台」

明暦の大火(1657年)で消失してしまった最後の天守は、三代・家光が建てたもので15階建てのビルに匹敵する高さといわれています。日本史上最大の高さ!天守台は4代目天守を築くために積み直されましたが、天守が築かれることはありませんでした。

また、天守台の特徴といえば巨石。とにかく大きい!
隅にある石(算木積みの石)は、最大のもので長さ4.5メートル×横2メートル×高さ2メートルもあります。ちなみに、天守台は「切込みハギ(加工)」の「布積み(積み方)」です。なんと美しくかっこいいのでしょうか!!!

燃えちゃった?!火事が多かった江戸城の歴史~中雀門~

平川門

渡櫓門の天井

平川門の解説板

 竹橋門と平川門を結ぶ帯曲輪

竹橋門と平川門の間に、大手濠と平川濠に挟まれた、細長い土手のようなものがある。 「帯曲輪」と呼ばれ、有事の際には互いの守りの兵が駆けつけるための通路だったそうである。

渡櫓門を内側からみる

平川濠の城壁

城壁はしっかりした算木積み

天神濠、乱積みの城壁

天神濠、乱積みの城壁

梅林坂、算木積みの城壁

汐見坂前の石垣

算木積みと乱積みの城壁

算木積みと乱積みの城壁

美しい算木積みと乱積みの城壁

美しい乱積み

紅葉前の二の丸雑木林

 

三の丸池

ヤブラン

オミナエシ

ハギ

ススキと石垣

汐見坂の算木積み、乱積みの美しい城壁

汐見坂前の城壁、ソリの美

汐見坂からの白鳥濠の城壁

算木積みと乱積み

算木積み、切込みハギ、布積みの本丸跡

 

北桔橋門からの算木積み、乱積みの城壁

北桔橋門から乾通りをみる。城壁は算木積みと乱積みの組み合わせ

 

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

この人が書いた記事

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