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おばけごよみ(👻お化け暦)って知っていますか❓今、佐倉の歴博で特別展開催中🤣

佐倉市の国立歴史民俗博物館の第4展示室で特別展示「お化け暦と略縁起」開催中です。特に「お化け暦👻」と言う展示名に興味を引かれてブログアップしました。「お化け暦」が、あの幽霊でなく、庶民の生活の知恵のために必要な暦📆である事がよくわかった。ぜひ、ヨリミチをオススメします。

 

お化け暦と略縁起-「くらしのなかの文字文化-」(第4展示室)👻

「みどころ」

・「お化け暦(ごよみ)」「略縁起(りゃくえんぎ)」から人々の生活と文字文化のつながりを紹介!
・明治6年の太陽暦採用前後の暦(こよみ)を並べて見ることができる貴重な機会です!
・略縁起と関連資料から、江戸時代の歴史や文化の表現をとらえ直します!

開催概要🎃

開催期間 2018年4月24日(火)~ 10月28日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 第4展示室 副室
料金 一般420(350)円/高校生・大学生250(200)円
中学生以下無料
(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。
開館時間 3月~9月 : 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
10月~2月 : 9時30分~16時30分(入館は16時00分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)
※5月1日(火)、8月13日(月)は開館
主催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館

趣旨👻

太陽暦採用後も旧暦を伝える「お化け暦」や寺社の歴史を記した
パンフレット「略縁起」から人々の生活と文字文化とのつながりを考える!

お化け暦(ごよみ)と聞くと、幽霊や妖怪の出現する場所や日時が記されたカレンダーと期待する人もあるかもしれません。明治時代、それまで使われてきた太陰太陽暦(いわゆる旧暦)が廃止され、新たに太陽暦が採用されると、旧暦に従って営まれていた生業や生活にはかなりの混乱が生じました。旧暦は月の満ち欠け、潮の干満と連動しており、さらに日時方角などの吉凶を示すさまざまな暦注が記されていて人びとはそれを目安に仕事をしたり、冠婚葬祭を営んだりしていましたが、明治6年の太陽暦採用はそうした生活の基盤を根こそぎくつがえしてしまいました。

それによって生じた不便さを乗り越えるために、政府から認められない秘密出版で、旧暦を記載した暦が数多く送り出されたのです。秘密出版であるために発行者名に偽名が用いられていることが多く、その責任のありかがぼかしてあったために「お化け」と呼ばれたのです。こうした生活に密着していながら、おおやけには認められなかった暦を取りあげ、そのバリエーションと生活の中での位置づけについて考えてみます。民俗研究は一般に文字記録によらないさまざまな言い伝え、伝承を対象とするものですが、実は暦に代表されるような生活に密着した文字情報と深く結びついていました。そのありさまを、さまざな角度うから考えます

また、そうした生活のなかに伝えられてきた情報が文字に記される機会は江戸時代に既にかなり多くありました。それは、教育の浸透によって多くの人びとが文字を読み書きできたからと考えられます。そうした高い識字率に支えられて多くの出版物が流通したわけですが、分厚い書籍も数多く出版された一方で、一枚刷りの紙片や数ページに過ぎない印刷物もくらしのなかで一定の役割を果たしていました。

そうした前近代の文字と生活との接点にあたるものとして次に、略縁起(りゃくえんぎ)という出版物を取りあげます。これは寺社などの由来沿革を文字に記したもので、寺社に詣でる人や開帳などに詰めかける人に配布された一種のパンフレットです。そこにはごく簡単に寺や神社、宝物に関する歴史や説話が紹介されています。絵を伴うものもあり、今日でも有名寺社で同じようなものを手にする機会は多くあります。

そしてそこにはわれわれが求める歴史や文化に関する情報がコンパクトに盛りこまれています。江戸時代から盛んに刊行された略縁起を軸に人びとの歴史や文化の知識、さらには神仏などへの期待についての理解を深めます。

今回の展示では、近世期に広く版行された略縁起と、近代に旧暦を温存した「お化け暦(ごよみ)」を中心に、関連する写真パネルなどとともに展示し、生活のなかでの文字文化の位相について考えていきたいと思います。

【展示代表】

小池 淳一(こいけ じゅんいち)(国立歴史民俗博物館 民俗研究系 教授)

専門は民俗学(民俗信仰、口承文芸、民俗学史)、信仰史。

主な研究テーマは、民俗における文字文化の研究、陰陽道の展開過程の研究、地域史における民俗の研究など。1992年、弘前大学講師。同助教授、愛知県立大学助教授を経て2003年に国立歴史民俗博物館研究部民俗研究系助教授に就任、現在は国立歴史民俗博物館 研究部民俗研究系教授、および総合研究大学院大学文化科学研究科教授。

主な展示資料

・中野猛氏収集略縁起コレクション
・略縁起(本館蔵、「諸国縁起由来記」、「江都湯嶋天満宮略縁記」ほか)
・お化け暦類(本館蔵)
・寛永8年版『大ざつしよ』(本館蔵)
・仮名草子『安部晴明物語』(個人蔵)
・暦占書『東方朔秘伝置文』(個人蔵)

※展示資料総数未定

 

1) 改暦前と改暦後の暦の比較(個人蔵)

明治6年の暦(上)と明治7年の暦(下)。記載内容に大きなちがいがある。

 

2) さまざまなお化け暦(個人蔵)

「暦」という文字をたくみにさけて刊行されたお化け暦。

 

3) 意勢固世見見立て十二直 暦中段づくし(極月)
(本館蔵)

江戸時代の暦を題材にした錦絵。

 

4) 東方朔(『東方朔秘傳真文』の表紙裏に描かれたもの)
(個人蔵)

異例の長寿を得て、さまざまな予言をした伝説的人物。

 

5)越前南條郡湯尾峠御孫嫡子略縁起(本館蔵)

疱疹よけのまじないの由来を記した略縁起。

6) 嫁威肉附之面由来(本館蔵)

真宗の教えをわかりやすく説いた略縁起。

(歴博HPを一部転載しました)

 

 

こよみの学校

日本のおばけには足がありません。「足が付く」と捜索の手掛かりをあたえることになります。暦にも「おばけ」とよばれる種類がありました。発行が御法度(ごはっと)にあたるので、版元がばれないようにしていたのです。

「おばけ暦」には需要がありました。お日柄です。人びとは暦注をもとめていました。日の吉凶を知りたかったのです。それをお上は迷信と称し、撲滅をはかっていました。科学的ではない陋習(ろうしゅう)を根絶するため、明治政府は官暦に暦注の記載を許しませんでした。

明治時代、暦は政府公認の官暦しか存在しませんでした。いまのように自由にカレンダーを発行できる時代ではありませんでした。暦日はきびしい統制下におかれていたのです。その目をかいくぐるように、偽暦がはびこるようになりました。「おばけ」とよばれる所以(ゆえん)です。

「おばけ暦」には新暦と旧暦にくわえ、江戸時代以来の吉凶の情報が載っていました。たとえば、方角の吉凶、正月三ヵ日の「ことはじめ」、十二直、それに血忌、八専、十方暮、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの暦注です。明治改暦のあとも人びとは暦注をよりどころに暮らしていたのです。

おもしろいことに明治になって脚光を浴びるようになった暦注があります。その筆頭は六曜です。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順にまわる馴染みの暦注です。これは江戸時代も、それ以前にも、頒暦には一度も載ったことのない暦注でしたが、明治の中期から急に流行しはじめたのです。その理由は、旧暦の「月切り」が新暦の日付では摩訶不思議にみえるからだといわれています。旧暦の朔日を睦月は先勝、如月は友引という具合に配当することは、旧暦時代には何の面白味もない撰日法だったのが、新暦では突然の断絶にみえるためです。

三隣亡(さんりんぼう)も明治以降に暦に記載されはじめた暦注です。三隣亡は屋作りに凶という撰日で、上棟式を避ける日です。この日に家を建てれば、火事に見舞われ、隣三軒を亡ぼすという忌日です。三隣亡は節切りで、正月、4月、7月、10月は亥の日、2月、5月、8月、11月は寅の日、3月、6月、9月、12月は午の日を当てています。

天神祭

九星も新しい暦注です。一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫金星の順で循環します。九星は年・月・日に配当されますが、一白水星からはじまる陽遁の時期と九紫金星から逆戻りする陰遁の時期があり、開始の時点については流派によってちがいがあります。

このように「おばけ暦」には六曜、三隣亡、九星などの暦注が加わり、ひそかに流布しました。それはお上の官暦に対し、庶民のもとめる民間暦でもありました。そこには伝統の民俗文化や新時代の生活文化が息づいていました。科学や迷信の名のもとに切り捨てられない、庶民のしたたかな抵抗をみてとることも可能です。

 

劇団前進座は創立80周年の記念公演に「明治おばけ暦」を打ちました。突然の明治改暦であわてふためく暦問屋。改暦の立役者、大隈重信との直談判…と芝居は続き、おばけ暦の出現となります。2011年から2012年にかけて上演された「明治おばけ暦」は、「変化を急ぐお上に向けた、庶民からのささやかな『異議申し立て』だったのかもしれません」、と作者の山本むつみさんは記しています。

山本さんはNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(2010)の脚本家でもあります。妖怪とおばけ、何やら共通点が見えてきました。

 

日本カレンダー暦文化振興協会 理事長

中牧 弘允

国立民族学博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。
吹田市立博物館館長。専攻は宗教人類学・経営人類学。

中牧弘允 Webサイト
吹田市立博物館Webサイト

上記のサイトを転載しました。

 

展示室風景

江ノ島の略縁起

京都名所案内

 

信濃姥捨山縁起

  

 

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

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