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春の「野の草」🍀咲く歴博付属「くらしの植物苑」にヨリミチ🌿

国立歴史博物館付属くらしの植物苑は、時間があれば良く行く植物苑である。ここは、日本古来の植物、花、樹木が植えられており、見知らぬ植物、花等が季節ごとに存在しているので、大変に勉強になる。今回、クチベニシランなどは、本当にシランです。清楚な感じの花です。ぜひ、ヨリミチをオススメします。

 

クチベニシラン、キエビネ、ミヤコワスレなど、名の知れぬ、春の「野の草」咲く歴博付属「くらしの植物苑」にヨリミチ

 

クチベニシラン

シラン

シランは鉢植えでも庭植えでも楽しめる、丈夫で育てやすいランの入門品です。ランと聞くと栽培が面倒と思われがちですが、この花ほど多くの人に愛され親しまれているランはありません。関東地方以西の本州、四国、九州の里山の土手や崖に生えるといわれますが、古くから植栽植物として親しまれているため、こぼれダネでふえたものも多く、いまだに野生種か植栽かの区別がつかず正確な分布は不明瞭です。

春になると、地下に連ねた扁平な地下球(偽球茎)からササのような葉茎を伸ばし、先端に赤紫色の華麗な花を咲かせます。晩秋には葉を落とし休眠します。結実するとタネを飛ばし、気づかぬうちに庭のあちらこちらから小苗が発芽していることがよくあります。

最近では、色変わりや変化花も多く見いだされており、タネからもふやしやすいため、育種家によって新しい花づくりが各地で行われています。一般的に流通するのは、花が白い「白花シラン」リップの先端をほんのり桃色に染めた「口紅シラン」、葉の縁に斑を流し染めた「覆輪シラン」などが有名です。最近ではまったく濁らない白花の「純白花」や全体に青紫色を帯びた「青花」、側花弁がリップ化した「三蝶咲き」などが見いだされ、マニアの収集欲を高めています。

 

サンザシ

サンザシの仲間は、北半球の温帯に約200種が分布する落葉木で、ごく少数、常緑性のものがあります。日本には北海道にオオバサンザシ(Crataegus maximowiczii)、北海道と長野県にクロミサンザシ(C. chlorosarca)が自生しています。

日本では白い花を咲かせ、赤または黄茶色の実がつくサンザシや、ピンク色の八重咲きのセイヨウサンザシ(C.laevigataC. monogyanaとその交配種)が栽培されます。
サンザシ(C. cuneata)は中国原産の落葉低木で、日本には朝鮮半島経由で1734年に薬用植物として渡来したとされ、果肉とタネは健胃、整腸剤として用いられます。漢名は山査子で、日本ではその読みが、そのまま和名として使われるようになりました。

また、日本での栽培はあまり多くありませんが、ヨーロッパではセイヨウサンザシが、生け垣や街路樹として多く栽培されます。
サンザシの英名はメイフラワーとされますが、ホウソーン(Hawthorn)、メイ(May/5月)とも呼ばれます。サクラやリンゴなどの花は「フラワー」ではなく、「ブロッサム(blossom)」といわれるように、メイブロッサム(May blossom/5月の花)と呼ばれることもあります。

寒冷地に自生しますが、暑さに強い種類も多く、寒さにはきわめて強いため、栽培は比較的簡単です。春の花や果実、秋の紅葉も観賞できるため、もっと普及してもよい花木といえます。

 

シャクナゲ

シャクナゲは常緑性の花木です。シャクナゲの原種が19世紀中期、プラントハンターによって中国から西欧にもたらされ、その花の美しさと豪華さで当時の人々を驚嘆させ、数多くの交配が行われてきました。これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています。

赤、白、黄、ピンクなど変化に富んだ花色と、大きく豪華な花房は、ほかの植物を圧倒する美しさを誇ります。近年は屋久島原産のヤクシマシャクナゲが交配親に使われ、小型で花つきがよく、育てやすい品種も作出されています。

シャクナゲの原種は高山に自生するため、日本の夏の暑さには弱いと思われがちですが、現在、出回っているシャクナゲは、耐暑性の強い園芸品種や、日本で改良された園芸品種など、栽培が容易なものがほとんどです。

キエビネ

エビネ(春咲き)

エビネの仲間には春咲き種と夏咲き種があり、春咲きエビネの代表がエビネ(Calanthe discolor)で、ジエビネとも呼ばれています。かつては各地の低山に普通に見られた常緑のラン科の植物で、落葉広葉樹林の落ち葉が厚く積もった場所に生え、群生していました。

春に株の中心から1~3本の花茎が立ちあがり、茶で唇弁は白の花、まれに緑や赤、薄黄色と唇弁が桃色や薄黄色のコンビの花を、10~30輪ほど穂になって咲かせます。地下には球根のような偽鱗茎(バルブ)というものが10個前後連なっていて、エビの背のように見えることから、エビネと呼ばれます。南西諸島には変種のオキナワエビネ、トクノシマエビネなどが知られていますが、園芸的な価値は高くありません。

春咲きエビネには、ほかにキエビネ(C. striata、キリシマエビネ(C. aristulifera)、ニオイエビネ(C. izuinsularis)などがありますが、キエビネのほかは育てるのがむずかしく、栽培はおすすめできません。

一方、エビネは同じ場所に生えるほかのエビネ類と自然に交雑しやすく、さまざまな雑種が見られます。キエビネとの雑種で育てやすいタカネ(C. × bicolor) のほか、ヒゼン(キリシマエビネとの雑種)、サツマ(キリシマエビネとキエビネ、エビネとの雑種)、コオズ(ニオイエビネとの雑種)、イシズチ(サルメンエビネとの雑種)などがあります。現在はさらに交配種どうしをかけ合わせて、自然界では見られないような華麗な園芸品種群が登場しています。

 

   

サワフタギ

日本、中国及び朝鮮半島を原産とするハイノキの仲間。日本の野山には珍しい青(藍色)い実をつける木として知られる。明るめの水辺や林で、枝いっぱいに葉を茂らせる。「沢蓋木」という名前は、沢を塞ぐほど繁茂することに由来する。

5月上旬にハイノキと同じような白い花を咲かせる。個体によっては白に薄い青が混ざるものもある。9月から11月にかけて光沢のある藍色の実をつける。別名「瑠璃実の牛殺し」であるが、小動物が好んで食べる。直径は7ミリ程度。ちなみにウシコロシはカマツカ(バラ科)の別名であり、こちらは昭美をつける。

ハイノキと同様に灰汁は染料(紫)に使われる。また、材が硬いため、ツゲの代用として器具や細工物に使われる

 

ナニワイバラ

バラ科のつる性常緑低木。中国から日本に移入された栽培品種で、江戸時代の園芸書に多くの記載があり、中国名を金櫻子という。茎は長く伸び、他物に寄りかかって登り、下に曲がった茶色の強い刺(とげ)がある。葉は複葉で長さ5~10センチメートル、深緑色で美しい光沢があり、両面ともに毛はなく硬質である。小葉は3、まれに5枚、長楕円(ちょうだえん)形または披針(ひしん)状卵形で長さ3~5センチメートル、先は鋭くとがる。葉軸に刺があり、托葉(たくよう)は脱落性。

5月初旬、小枝の先にかすかな芳香のある5弁花が一つずつ並んで、つる枝を飾る。花冠は純白色で平開し、径6~8センチメートルの大輪。果実は洋ナシ形で小刺がある。中国の中南部に分布し、日本の暖地で野生化もみられる。

名は、難波(なにわ)(大阪)の商人が中国から輸入し販売したためという。変種のハトヤバラはハトヤイバラともいい、性状は前種とまったく同じであるが、花色は薄紅ぼかしである。前種より若干冬の低温に弱い。

ハトヤバラ

ナニワイバラの色変わり。埼玉県鳩ヶ谷で主に生産販売されていたことからこの名がついた。

コウシンバラ

バラ科の常緑低木。主に5月ごろ紅紫色の花を開くが、四を通じて咲く。名は、ほぼ隔月に庚申が来るように、たびたび花が咲くという意から。中国の原産で、庭園に植えられる。長春花。 春》

ボタン

ボタンは美しさを象徴する植物であり、古くから、さまざまな工芸品や絵画の意匠としても用いられています。また、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いが、「立てば芍薬、座れば牡丹…」と形容されてきました。

ボタンは8世紀に、中国から薬用植物として渡来したといわれていますが、その後、観賞用にも栽培されるようになり、江戸時代には数多くの観賞用の園芸品種が生み出されました。しかしながら、江戸時代のボタンの品種は、わずかにその名をとどめるばかりで、現在栽培される品種の多くは、明治以降に作出されたものです。

ボタンの野生種は、5種ほどが中国に自生します。このうち、ボタン(Paeonia suffruticosa)は日本や中国で改良され、黄花の野生種ルテア(P. lutea)は主にフランスで、また暗紅紫色の花をもつデラバイ(P. delavayi)は、アメリカで交配親として用いられ、独自の品種群がつくられました。これらのボタンは、昭和初期に日本へ輸入されています。

なお、ボタンとシャクヤクはともにボタン科ボタン属に含まれますが、ボタンは木本植物、シャクヤクは、冬期に地上部が枯れる多年生の草本植物です。

ヘラオモダカ

葉がヘラに似ているので箆面高。全国の湖沼、池、川、水田などの浅いところに生育。 抽水性、多年草。花期は7~10月。葉より長い花茎を直立し、節で3本に分岐。先端に白色の両性花。 複輪生花序。葉の全形は披針形(ヘラ形)。濃緑色。光沢はなく、主脈は明瞭。葉の縁は全辺。先端は尖る。 基部の葉柄のとの区別は困難。葉と葉柄の間に短い茎を持つ葉が7~9本、根から出る。 ヒゲ根を泥中に出すが、積極的な横走はない。種子、根茎で越冬。

マコモ

「マコモ」の原料は、イネ科の多年生植物「真菰」(まこも)です。
真菰は、広く東南アジアから東アジアにかけての各地に分布。日本では、全国いたるところの河川、湖沼などの水辺に自生しています。学名はZizania latifolia (ジザニア ラフォテリア) 大型で、夏季には1~2メートルに伸びます。

トチノキ

5月頃、枝先に雑居性の、大型の円錐花序を直立し、雄花と両性花を付ける。両性花の数は、多くはないようだ。蜜蜂の蜜源として重要。
イギリスでは、栃の花が咲くころの日曜日を、チェストナッツ・サンデーと呼び、日本のお花見のように、花を愛でるとか。
花言葉「贅沢、豪奢、健康」

ミヤコワスレ

ミヤコワスレは、本州、四国、九州の山地に自生するミヤマヨメナの園芸品種につけられた和名です。ミヤマヨメナは淡青色ですが、江戸時代から改良されてきたミヤコワスレには淡青色だけでなく、青やピンク、白があり、4月から6月にかけて花を咲かせます。
花後は、株元に短縮茎をつくり、ロゼット状になって夏越しします。
日当たりと水はけのよい場所を好み、場所が合えば、植えっぱなしで毎年よく咲く多年草です。庭のどの場所に植えたらよいか迷ったら、同じ品種を数株用意して違う場所に植え、育ち具合を見てみるとよいでしょう。適した場所がわかったら、その場所にたくさん植えて楽しめます。
暑さが苦手なので、夏は半日陰になる場所が理想です。株分けや植え替え、植えつけは、春と秋に行いましょう。秋以降は、肥料をあまり施さないほうが花がよく咲きます。

ゲッケイジュ

月桂樹は、地中海沿岸に広く分布する常緑性の小高木です。大きくなると、樹高は10m以上にもなるんです。雄と雌の木があり、雄であれば黄色い花が、雌であれば白い花が咲きます。

日本には雄株が多いため交配する機会は少ないですが、秋になると雌は暗紫色の果実をつけるのです。葉は、やや先端がとがった楕円形をしており、革質で濃い緑色をしています。

学名
Laurus nobilis

 

クロバナロウバイ

クロバナロウバイは、香る濃緑色の葉、多数の花弁からなるチョコレート色の甘く香る花が特徴です。樹高は1mほどにしかならず、多数の枝を出して茂るので、宿根草花壇のアクセントに植えてもよいでしょう。変種のアメリカロウバイ(Calycanthus floridus var. glaucus)は、クロバナロウバイに似ていますが、全体に大型で、葉裏に毛がなく、花の香りが弱いことで区別できます。いずれも栽培は容易で、寒さにも強く、毎年よく花をつけます。

クロバナロウバイ属は、4種からなる小さなグループで、北アメリカに分布する落葉低木です。1980年代にイギリスへ初導入された中国原産のナツロウバイ(Sinocalycanthus chinensis)に近縁で、属間の交配種も作出されています(x Sinocalycalycanthus)。分類学者によっては、ナツロウバイをクロバナロウバイ属に含めることもあります。

         

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

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