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歴博付属くらしの植物苑「トリカブトの花」が咲き出しました💠

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歴博付属くらしの植物苑のツクバトリカブトの花が咲くのを楽しみにしていたところ、今回行ったら、偶然一本の枝に咲いていたので、夢中で撮った。秋も段々と深くなってきて、くらしの植物苑も寂しくなってきたが、この苑での紅葉もみれるので楽しみにしている。

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くらしの植物苑では、秋も深まりつつ、実のなる植物が目立ちます🌰

ザクロ、リュウキュウマメガキ、マユミ、鹿ヶ谷カボチャ🎃、ボケの実、ツナン🍊

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ツクバトリカブト(筑波鳥兜) キンポウゲ科トリカブト属

学名:Aconitum tsukubense

特徴・分布・生育環境


花時には草丈90cmほどになる多年草です。
茎は斜上することが多く、稀に直立します。林縁などに生育します。全草に強毒性があります

秋に、花茎の上部にいくつかの青紫色の長さ4cmほどの兜(かぶと)型の花をつけます。
葉は大きさはいろいろあり、径3~9cmほどの偏円形ですが、3っに全裂(葉の基部まで裂けている)し、側裂片がさらに2っに深裂(深く裂けている)しているのが特徴です。裂片はさらに細かく中裂(欠刻状の鋸歯)しています。

この仲間(トリカブト属)は、変異が多く専門家でも意見が分かれることもあり、識別が困難な仲間です。また、限られた地域にのみ分布するものも多く、中間的な形質を示すものもあって、余計に混乱します。

多摩丘陵では、分布域的に後述するようにオンタケブシ、オクトリカブト、その変種であるヤマトリカブト、ハコネトリカブトやイブキトリカブトなどと、さらにこのツクバトリカブトが自生する可能性がありますが、確認できているのはヤマトリカブト(ハコネトリカブトやイブキトリカブトの可能性もあります)とツクバトリカブトだけです。ただ、限られた場所でしか確認できておらず、個体数は極めて少なく稀少種となっていて地域絶滅が危惧されます。

■名前の由来

鳥兜(とりかぶと)」の名は、古い時代の装束の被り物「烏帽子」に花の形が似ているから、雅楽の舞に用いる鳳凰の頭をかたどった冠に花の形が似ているから、などの説があります。
「筑波(つくば)」は、筑波山で最初に確認されたことからですが、福島県から神奈川県の太平洋側に分布します。

古い時代には、薬用名でもある「烏頭(うず)」や「附子(ふし)」とも呼ばれていたようです。

■文化的背景・利用

万葉集や知られた歌集・文芸などに、その名は現れていないようです。
平安時代の「本草和名」に「烏頭(うず)」や「附子(ふし)」として、「古名 於宇(おう)」として現れています。
江戸時代の「本草綱目啓蒙」に「附子」は「ヲウ、トリカブト」などとして現れ、また「烏頭(うず)」に「ヤマトリカブト」の名が現れています。ただ、この「ヤマトリカブト」は現在の種名ではなく、山に自生するトリカブトの仲間を指していると思われます。

■食・毒・薬

全草に強い毒性があり、誤って食べると少量でも、悪心・嘔吐、腹痛、血圧低下、不整脈や呼吸麻痺などを惹き起し、死に至る危険があります。
アイヌ民族は、エゾトリカブトを狩猟用の矢毒に用いたようです。

若い葉が、食用にできる「ニリンソウ」にやや似ているので、時々誤食事故が報道されています。慣れていない場合は、ニリンソウを採取するのは避けたほうが賢明です。

毒性を弱めたものを薬用に利用しますが、毒性が強いので一般での使用は厳禁です。
昔は、お正月に飲む「お屠蘇(とそ)」に入れる屠蘇散に「附子(ふし)」を混ぜたようですが、配合量を間違えると危険なこともあって、現在ではお屠蘇には使用しません。

■似たものとの区別・見分け方

上述の通り、この仲間(トリカブト属)は、よく似ていて変異も多く、中間的な性質を示す個体も多いので識別(同定)は、専門家でも難しいと言われています。

分布域的には、以下が多摩丘陵に自生する可能性がありますが、2010年現在ではこの30年以上の間に確認できているのは、このツクバトリカブトと、ヤマトリカブト(ハコネトリカブトやイブキトリカブトの可能性もあります)だけです。
○オンタケブシでは、葉は5っに中裂(葉の半ばまで裂けている)しています。花柄の毛は開出(放射状)しています。
○このツクバトリカブトでは、葉は3っに全裂(葉の基部まで裂けている)し、側裂片がさらに2っに深裂(深く裂けている)しているのが特徴です。裂片はさらに細かく中裂(欠刻状の鋸歯)しています。
○オクトリカブトでは、葉は5っに中裂(葉の半ばまで裂けている)しています。花柄の毛は曲っています。
○ヤマトリカブトは、オクトリカブトの変種で、葉は3~5深裂(葉の基部近くまで裂けている)し、裂片はさらに細かく中~深裂(欠刻状の鋸歯)しています。
ただ、同じくオクトリカブトの変種であるハコネトリカブトやイブキトリカブトの可能性もあります。ただ、この30年以上の間、開花した個体は確認できていません。



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シュウメイギク🌼

学名:Anemone hupehensis ほか(Hybridも含む)
和名:シュウメイギク(秋明菊)  その他の名前:キブネギク、秋牡丹
科名 / 属名:キンポウゲ科 / イチリンソウ属(アネモネ属)

特徴

シュウメイギクは秋の風情を感じさせる優雅な花で、切り花をはじめ、花壇や鉢植えに広く利用されています。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。これがキブネギク(Anemone hupehensis)で、本来のシュウメイギクです。ただし、現在は類似のいくつかの種や、これらの交配種も含めて、総称的にシュウメイギクと呼ばれています。早春に咲くイチゲの類と同じアネモネ属の植物ですが、性質はかなり異なり、半常緑性の大型の多年草で、地中の根は太く長く伸びて、いたるところから不定芽を出してふえます。夏の終わりごろから花茎が伸び出し、先端にまず1輪、そしてその両わきに1輪ずつ、さらにそのわきというように順に花を咲かせます。花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化しています。開花後は綿毛に包まれたタネが実りますが、品種によってはタネのできないものもあります。

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ザクロ

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マユミ

学名:Euonymus sieboldianus
科名 / 属名:ニシキギ科 / ニシキギ属

 

特徴

 

マユミが属するニシキギ科のニシキギの名は、錦のような紅葉の美しさから名づけられましたが、その仲間のマユミも秋になると、茶色がかったオレンジ色に紅葉する、とても美しい落葉低木です。それにもまして美しいのが、朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。
マユミは日本に自生する植物なので、栽培は容易で、病害虫もほとんどなく、日なたに植えれば、毎年美しい紅葉と果実を楽しむことができます。
木の質は緻密で、粘りがあり、古くはマユミの木で弓をつくったことから「真弓」と呼ばれるようになったといわれます。現在でも将棋の駒などの材料として利用されます。
なお、マユミは、雌雄異株とする情報もありますが、雌しべが短い花をつける個体があり、結実しにくい傾向があるだけなので、雌雄同株とするのが妥当です。

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リュウキュウマメガキ(琉球豆柿)

 

落葉高木
関東地方以西〜沖縄の山地の日当りのよい谷間や斜面に生える。ふつう高さ8〜10m、直径20〜30cmになる。大きいものは高さ15mに達する。樹皮は灰褐色。なめらかで皮目がある。成木では縦に浅く裂ける。若い枝は緑色で皮目が散生する。葉は互生。葉身は長さ6〜18cm、幅4〜7cmの広卵形〜狭卵形、ときに長楕円形。先は急にとがり、基部は円形、ときに切形または浅いハート形。ふちは全縁。裏面は粉白色を帯び、ふつう無毛。葉柄は1〜3cm。雌雄別株。新枝の葉腋に黄白色の花をつける。雄花はふつう2個ずつつき、雌花は1個ずつつく。花冠は壷形で、上部は4裂してそり返る。外面には白い粗毛がある。雄しべは16個ほどある。雌花は雄花よりやや大きく、雌しべ1個、退化した雄しべが8個ある。子房は無毛。萼は広い鐘形で4裂する。果実は液果。直径1.5〜2.5cmの扁球形〜球形。10〜11月、橙色から黒紫色に熟す。果肉は渋い。種子は長さ約1.5cmゆがんだ楕円形、1個の果実に3〜8個入っている。種皮には微細な流線状の模様がある。花期は6月頃。
冬芽はまるみのある三角形。鱗片は2〜3個見える。葉痕は半円形、維管束痕は1個。(樹に咲く花)
学名は、Diospyros japonica
カキノキ科カキノキ属
似たものにマメガキ、カキノキがある。

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青ワタ

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食用菊、阿房宮

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食用菊、もってのほか

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アイ

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白ワタ

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トロアオイ

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エゴマ

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この季節、ボケの花が咲いていました。

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ボケの実

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青ワタ、白ワタの見本

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アクセス

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

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