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紀州徳川家伝来楽器コレクションと生田コレクション大公開「楽器と漆」歴博にて特集展示中‼️

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今、歴博では、この「楽器と漆」の特集展示と同時開催の企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」と連動して漆の利用についての展示が行われている。期間中、「ウルシ」についてのガイダンスも受けた。ウルシと人との関わり合いは古くからあるが、日本で採れるウルシは2%程度でほとんどが輸入ものであることがガイダンスを受けてわかった。近年、ウルシの研究が進み効用を改めて知った。期間中のヨリミチをお勧めします。🍂

 

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同時開催の企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」と連動

国立歴史民俗博物館「楽器と漆」特集展示中🍂

2017/7/11(火)〜9/3(日)

総合展示第3展示室 特集展示「もの」からみる近世🍃

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開催趣旨🌿

古来、楽器の制作にあたっては、しばしば漆工技術が用いられてきました。
それは、第一に、漆の接着剤やコーティング剤としての実用的な側面が、音を奏でる道具としての楽器の制作に不可欠であったこと、第二に、外観上の美しさや貴さが求められた楽器にとって、艶やかな漆の塗装面や多彩な装飾技法がふさわしいとみなされたためでしょう。
今回の特集展示は、同時開催の企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」と連動し、漆利用という観点から楽器を見直していただきたいと思います。
本展では、本館が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクションや生田コレクション 鼓胴(こどう)などの中から、漆技術を用いた楽器とその附属品を約60点展示します。楽器と漆の深い関わりに注目し、漆を用いた豊かな文化の一端をご紹介します。

展示場内では、機能と美的効果を兼ね備えた漆の使用例として、笛の樺巻(かばまき)、琴の塗装をとりあげるほか、笙(しょう)の匏(ほう)(頭)や箏(こと)の龍頭・龍尾など楽器自体に施された装飾、楽器を収納するための筒や箱の装飾、また、能楽で用いられる鼓の胴に表される機知に富む蒔絵意匠などを中心に展示を構成します。

なお、今回展示する生田コレクションは、当館受け入れ以来、初公開です。

企画展示「URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-」とあわせてぜひご覧ください。

『紀州徳川家伝来楽器コレクション』とは?image

紀州藩の第十代藩主徳川治宝(とくがわはるとみ、1771~1852)が収集したわが国最大級の古楽器のコレクションです。笙や篳篥(ひちりき)、琵琶などの雅楽器を中心に、楽譜、その他の附属品、附属文書から構成されており、総点数161件(233点)を数えます。

『生田コレクション鼓胴』とは?

明治大正期、大阪麦酒会社(現アサヒビール株式会社)の創業に携わった生田秀(ひで、または ひいず)氏と、その長男で鼓胴研究者として知られる生田耕一(筒哉)氏とが、二代にわたり収集した能楽関係コレクションで、小鼓胴91点・大鼓胴8点、ほか関係資料からなります。室町時代以降の幅広い時代にわたる鼓胴が含まれ、美術工芸的にも価値の高いものです。

みどころ🌱

・生田コレクションから、蒔絵螺鈿の美しい装飾のある鼓胴(こどう)を、本館受け入れ後、初公開!
・機能と美とを兼ね備えた楽器の漆装飾をお楽しみください。

展示代表】

日高 薫 ひだか かおり(国立歴史民俗博物館 研究部情報資料研究系 教授)

専門は漆工芸史。
主な研究テーマは、蒔絵を中心とする漆工芸史および日本の装飾芸術の特質に関する研究、交易品としての漆器をめぐる文化交流に関する研究。また、在外の日本関係資料の調査研究をすすめている。東京大学文学部美術史研究室、共立女子大学国際文化学部日本文化研究の助手を経て、1994年に国立歴史民俗博物館に勤務。

主な展示資料

紀州徳川家伝来楽器コレクションより
 ・龍笛(りゅうてき)(銘「青柳」)鎌倉時代
 ・一節切(ひとよぎり)(銘「山風」)桃山~江戸時代初期 大森宗勲作
 ・笙(しょう)(銘「真具寿」)鎌倉時代
 ・袖笙(そでしょう)(銘「燕子」)江戸時代 山本藤右衛門作
 ・袖笙(そでしょう)(銘「鈴虫」)江戸時代
 ・枝垂桜蒔絵三管箱(しだれざくらまきえさんかんはこ) 江戸時代
 ・七絃琴(しちげんきん)「冠古」

生田コレクション 鼓胴より
 ・源氏夕顔蒔絵小鼓胴(げんじゆうがおまきえこつづみどう)
 ・真葛蒔絵小鼓胴(まくずまきえこつづみどう)
 ・龍田川蒔絵小鼓胴(たつたがわまきえこつづみどう)

計70点 (展示替えあり)
1) 一節切(ひとよぎり)(銘「山風」)
(紀州徳川家伝来楽器コレクションより)

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一節切(ひとよぎり)は尺八の一種で、竹管に節を一つだけ含むことからこの名があります。

全面に漆を塗り、樺巻はさらに赤と黒に塗り分けています。

 

 

2) 袖笙(そでしょう)(銘「燕子(えんし)」)
(紀州徳川家伝来楽器コレクションより)

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「袖笙(そでしょう)」の呼び名は、袖に入れて携帯できることに由来するといいます。匏(ほう)には、梨地に金蒔絵で、飛び交う愛くるしい燕が描かれます。

 

 

 

3) 袖笙(そでしょう)(銘「鈴虫」)

(紀州徳川家伝来楽器コレクションより)

IMG_8593「袖笙(そでしょう)」とよばれる通常より小振りの笙。匏(ほう)平蒔絵で秋草に鈴虫の意匠を表しています。

4) 枝垂桜蒔絵三管箱(しだれざくらまきえさんかんばこ)
(紀州徳川家伝来楽器コレクションより)

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笙・龍笛・篳篥の三管を納めるための箱です。金・銀・青金の薄肉高蒔絵で枝垂桜と葵紋を表した華麗なものです。
5) 七絃琴(しちげんきん)「冠古(かんこ)」
(紀州徳川家伝来楽器コレクションより)

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中国製の琴は江戸時代の文人たちに好まれました。漆表面の美しい断文(亀裂)から「梅花断」の別銘をもつ古い楽器です。

6) 真葛蒔絵小鼓胴
(生田コレクション 鼓胴より)

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金蒔絵に螺鈿を交えて、秋の野に繁茂する葛を描いています。
7) 龍田川蒔絵小鼓胴
(生田コレクション 鼓胴より)

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流水に紅葉が漂う風情を、平蒔絵に絵梨地を組み合わせた技法で表しています。

8) 紫陽花蒔絵太鼓 (生田コレクション 鼓胴より)

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紫陽花の色が変化することを、太鼓の音色に掛けた意匠です。蒔絵は古満休伯(こまきゅうはく)。
※すべて国立歴史民俗博物館蔵

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ウルシの木ー歴博の入り口に展示中

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アクセス図

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

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