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1999年から毎年夏「伝統の朝顔展」歴博、くらしの植物苑にて開催中🌺

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国立歴史民俗博物館「くらしの植物苑」の毎年開催されている企画展「伝統の朝顔」は、1999年以来開催されていると知ったが、佐倉市民として本当に知ったのは昨年あたりからである。かれこれ18年の間、開催し続ける事は大変な事だと思う反面、近くにいてこの企画展に関心を持たなかった事を反省している次第です。残りの開催期間中にも朝顔を観察しに来たいと思っている。

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季節の伝統植物「夏」

「伝統の朝顔」展を開催中

国立歴史民俗博物館・くらしの植物苑にて

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開催概要

伝統の朝顔」開催期間2017年7月25日(火)~2017年9月10日(日)

朝顔は古くから多くの人々に親しまれてきました。特に江戸時代以降になると、文化・文政・天保期、嘉永・安政期、明治・大正期など、繰り返し朝顔ブームが訪れ、そのたびに葉と花の多様な変化や組み合わせを楽しむ変化朝顔がつくり出されてきました。これは今日の遺伝学でいう突然変異を見つけ出し、系統として確立するという、世界的に見ても特異なもので、特に幕末頃にはきわめて多くの品種がつくり出されていたようです。しかし、それらの中には、残念ながら華やかな大輪朝顔の人気に圧倒されて、あまり知られることなく絶えてしまったものもあります。ただ、広くは栽培されなかったものの、一部の愛好家の努力によって大切に保存され、現在に伝えられたものも少なくありません。

そこで、江戸時代以降の独創的な知識と技術を駆使してつくり上げられた伝統の朝顔を広く知っていただき、人と植物との関わりを見るべく、当館では1999年以降、歴史資料としてこれらの朝顔を展示してきました。

今年は、変化朝顔を主に約100系統もの朝顔の展示に加え、「変化朝顔の形のひみつ」をテーマとして、おしべやめしべが変化する仕組みや獅子(しし)、乱菊(らんぎく)、笹(ささ)、南天(なんてん)など、葉や花弁の裏や表がなくなる仕組みについて、さらに枝垂(しだれ)、木立(こだち)、渦(うず)、石化(せっか)のような蔓(つる)の変化について、それぞれパネルで紹介します。

開催期間 2017年7月25日(火)~9月10日(日)
会場 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金
個人(高校生以上) 100円
団体(20名以上) 50円
※中学生以下は無料
※障がい者手帳所持者は手帳提示により、介助者とともに入苑料無料
※毎週土曜日は高校生は入苑無料
※歴博本館の総合展示・企画展示は別途料金がかかります
開苑時間 9時30分~16時30分 (入苑は16時まで)
※ただし、8月14日(月)~20日(日)は8時30分から開苑いたします。
※開花の特性上、午前中の早い時間が見ごろです。
休苑日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休苑) ※ただし、8月14日(月)は開苑
主催 国立歴史民俗博物館
展示構成

くらしの植物苑内のハウス、東屋、よしず展示場に、当苑で栽培・育種した鉢植えの朝顔を展示します。なお、展示内容は以下のとおりです。

●変化朝顔 正木系40系統、出物系25系統
※歴博で2005年に発見された無弁花朝顔を含む。
●明治時代以降の大輪朝顔25系統程度
●ヨーロッパ・北米産の近縁の朝顔 10系統程度

計約100系統、約700鉢を展示

青斑入桔梗渦蜻蛉葉白地赤吹掛絞桔梗咲
1)青斑入桔梗渦蜻蛉葉白地赤吹掛絞桔梗咲(あおふいりききょううずとんぼばしろじあかふっかけしぼりききょうざき)

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葉は桔梗渦という遺伝子を持っていることで、肉厚になる。花は花弁の先がとがって桔梗のような花を咲かせるため、桔梗咲又は星咲と呼ばれている。
黄握爪龍葉紫総風鈴獅子咲牡丹
2)黄弱渦糸柳葉淡水色地青紫吹雪細切采咲牡丹(きじゃっかいとやなぎばあわみずいろじあおむらさきふぶきほそぎりさいざきぼたん)

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葉が柳の葉のように細く、花はナデシコの花のように細く、先が細かく切れ込んでいる系統。武将が持つ采配に似ているところから、采咲と呼ばれている。
黄蝉葉栗皮茶丸咲大輪(団十郎)
3)黄蝉葉栗皮茶丸咲大輪(きせみばくりかわちゃまるざきたいりん)(団十郎)
葉は黄色の蝉葉で、花は柿ともいう茶系統の花色で、市川団十郎好みの色にちなんで団十郎と命名された。

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黄斑入蝉葉青軸白地紅時雨絞咲分丸咲大輪(源平

4)松島鍬形葉白地紫時雨絞丸咲(咲分け)(まつしまくわがたばしろじむらさきしぐれしぼりまるざき さきわけ)

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葉模様が黄葉に緑色の斑点が生じる松島葉と言い、花模様は時雨絞、染分け、咲分けとなる系統。
青渦顰葉渦小人葡萄鼠丸咲
5)青渦顰葉渦小人葡萄鼠丸咲(あおうずしかみばうずこびとぶどうねずまるざき)

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葉は非常に硬く濃い緑色をしておりサボテンのようである。成長が非常に遅く伸びても20㎝前後にしかならない系統。
黄握爪龍葉紫総風鈴獅子咲牡丹
6)黄握爪龍葉紫総風鈴獅子咲牡丹(きにぎりつめりょうばむらさきそうふうりんししざきぼたん)

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株全体がうねり、葉は表面が見えなくなるほど強く内側に抱え込み、爪龍葉または掬水葉と呼ばれる。花弁の先端は折り返して管状になり、形が似ていることから風鈴に形容される。
青笹葉黒鳩切石畳咲
7)青笹葉黒鳩切石畳咲(あおささばくろばときれいしだたみざき)

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曜という花弁の脈の間が深く切れ込んで、開化後時間がたつとそれぞれの花弁が内側に折り畳まれる。ただしきれいに折り畳まれることは少なく、内側に巻き込まれるようになるのが普通である。
青斑入孔雀葉石化青丸咲
8)青斑入孔雀葉石化青丸咲(あおふいりくじゃくばせっかあおまるざき)

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「帯化(石化)」とも呼ばれる変異で、茎の先端の生長点が線状に形成されるため、茎がリボンのように幅広くなり、茎は枝分かれしない。花は一か所に群がって咲き、房咲と呼ばれる。
青笹葉黒鳩切石畳咲
9)フライングソーサ
ソライロアサガオは、ヒルガオ科の一年草で、メキシコ原産である。主な園芸品に青色無地のヘブンリーブルー、白色のパーリーゲートなどがある。フライングソーサーは絞り模様が特徴。

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変化朝顔の名称

江戸時代に育まれた園芸植物の中で、変化朝顔には特異な名称がつけられています。第一次ブーム(文化・文政期)の番付表にはその走りが見られますが、第二次ブーム(嘉永・安政期)に基本ができあがります。それは葉の色、模様・質・形、茎の形、花の色・模様・花弁・咲き方・花弁の重ねを順番に記述し、必要に応じて付加してゆく命名法で、現在の遺伝学から見ても非常に理にかなったものです。

たとえば「青水晶斑入弱渦柳葉淡藤爪覆輪采咲牡丹(あおすいしょうふいりじゃっかやなぎばあわふじつめふくりんさいざきぼたん)」を見てみましょう。まず始めに、葉についての記述です。青(葉の色)・水晶斑入(模様)・弱渦(質)・柳葉(形)に分解できますが、これは青葉の水晶斑入で、「渦」と「柳」の突然変異が入った葉であることを示しています。次に、花についての記述です。葉の記述と同様に、淡藤(花の色)・爪覆輪(模様)・采咲牡丹(咲き方)に分解できますが、淡藤の地に覆輪が入った花色で、撫子のような花弁で、采咲という細かく切れた咲き方であることを示しています。

 

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左:青水晶斑入弱渦柳葉 右:青水晶斑入弱渦葉(葉)

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淡藤爪覆輪采咲牡丹(花)

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変化朝顔・出物系統

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変化朝顔・正木系統

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

この人が書いた記事

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