🌺「合歓の木の花」咲く佐倉城址公園と「朝顔」が咲き始めた、歴博付属「くらしの植物苑」によりみち✿

に
まだ梅雨明け宣言されていない中、佐倉城址公園の中を通り、国立歴史博物館付属の「くらしの植物苑」にいってみた。既にアサガオ展向けたアサガオが咲き始めていた。ここは、私が知らない名前の植物、花🌼が少量多種さいているので観ると楽しくなる。佐倉城址公園散策のおり「よりみち」をオススメします。
合歓の木の花が咲いている🌼
🌿みどり濃い佐倉城址公園☘
国立歴史民俗博物館方面から佐倉城址公園にはいりました。
梅雨~夏に咲く花のきれいな高木
ネムノキ
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科名:マメ科
学名:Albizia julibrissin 別名:ネブ ネブノキ 合歓木【漢字表記】 原産地:日本 朝鮮半島 中国 樹高:5m-15m 開花期:6月-8月 難易度 |
ネムノキとは
日本(本州~沖縄)、朝鮮半島、中国などに分布する落葉性の樹木で大きくなると高さ10~15mほどに生長する高木です。河原など水のある場所によく自生しています。非常に美しい花を咲かせますが、移植の難しさや開花まで年数がかかるなど多少扱いにくい点があり、庭木としてはさほど広くは利用されていないように感じます。
細長いほわほわの刷毛のような形をした淡紅色の花を梅雨頃に咲かせます。ひとつの花に見えるものは実は小さな花が10~20個集まったもので、淡紅色の糸のような部分は花びらではなく、長く伸びたおしべです。小さな花からたくさんの雄しべが出て、それが集まってひとつの形になります。
花後に幅の広い長さ10cm~15cmの豆莢をたくさん付け、落葉後まで残ります。タネは長さ1cmほどの平たい楕円形です。
葉は長さ20cm~30cm、葉の軸をはさんで左右に細長い楕円形の小葉を15~30対つけます。この葉の形を正式には二回羽状複葉(にかいうじょうふくよう)と言い、何となく鳥の羽をほうふつとさせる軟らかでふわりと軽い雰囲気があります。
落葉樹の中でも春の芽吹きが非常にゆっくりです。他の木々の新緑が目にまぶしい春半ばを過ぎても、葉っぱがない枯れ木のような状態なので、ある意味目立ちます。関西平地では4月下旬から5月上旬くらいに芽を吹きます。
由来
夜になると左右の小葉がぴたりと合わさって垂れ下がり、その様子があたかも木が眠っているように見えるのでネムノキの名前があります。漢字では「合歓木」の字を当てますが、由来は同じです。
属名のアルビジアは18世紀イタリアの科学者アルビッツィの名前にちなみます。
種類
非常に花付きがよく、木が若いうちから花を咲かせる一才(いっさい)ネム、白花のシロバナネム、初夏に葉が深い赤紫色(春のはじめは緑色)になるサマーチョコレートなどの品種があります。
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育て方
栽培カレンダー
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期
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剪定
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植え付け
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日当たり・置き場所
日当たりの良い場所が適しており、他の木の陰のなるような場所や日当たりの悪い場所は花付きが悪くなるので避けます。乾燥する場合は株元を敷きワラなどで覆ってあげましょう。
水やり・肥料
肥沃な土壌を好みますが、やせ地でも問題なく育つので取り立てて肥料を与える必要はありません。特に窒素分の肥料は枝葉が茂りすぎて花付きを悪くする原因となるので避けます。
かかりやすい病気・害虫
特にありません。
植え付け・用土
春に暖かくなって芽が出てから植え付けます。落葉樹の中ではややスロースターターで春の目覚めが遅い方なので4月下旬頃が植え付けの適期となります。
湿潤で肥えた土壌を好みますが水はけの良い土であれば、特に選ばずによく育ちます。
根を傷めてしまうと根付かせることが非常に困難なので、一度地植えにしたら他の場所に移す(移植する)のが難しい樹木です。植え付ける際はよく場所を選びましょう。
ふやし方
タネまきと根伏せ、接ぎ木でふやすことができます。
花の後に豆鞘ができるので、秋に熟したら採取して保管しておき翌年の3月下旬以降にまきます。非常に生長は早いですが、花が咲くまでに10年ほどかかります(一才ネムならタネまき後2~3年で開花)。
根伏せは指の太さくらいの枝を10~15cmに切り取りとって土に伏せます。適期は4月で、タネまき同様に開花するまでそれなりの年月を要します。
接ぎ木はタネから育てたネムノキを台木にして一才ネムの枝を切り接ぎするのが一般的です。適期は3月~4月です。
開花まで年数がかかる
タネや小さい苗から育てる場合、開花するまで年数を要するので焦らず気長に育てる必要があります。比較的小さいうちから花を咲かせ、非常に花付きの良い一才ネムという品種があるので鉢植えや花をできるだけ早く楽しみたい場合、そちらの品種がよいでしょう。一才ネムはタネをまいてから2~3年、接ぎ木なら1~2年で花を咲かせます。
手入れ
剪定
芽吹く力がさほど強くないので枝を切る必要はほとんどなく混みあった部分の細かい枝を切る程度にして、あとは自然に枝を伸ばして育てます。枝を切る場合は途中から切り落とすのではなく、必ず枝分かれしている付け根の部分から切ります。切り口から雑菌が入り枯れてしまうことがありますので、太めの枝を切った場合は切り口に癒合剤(ゆごうざい)を塗って保護します。充分生長した樹でも剪定による雑菌が原因で枯れてしまうことがあるので気をつけましょう。剪定の適期は落葉期の2月~3月です。
鉢で生長を抑える栽培方法
ネムノキに限ったことではありませんが、鉢植えにして根の伸びを制限することで全体の生長を抑えて開花を促進する栽培方法があります。しかし、ネムノキは元々木が若いうちは花が付きにくいのでこの方法で育てても花を付けず、徒労に終わるケースも多いようです。
コツなどを経験上知っているのなら別かもしれませんが、意図的に根をいじめる栽培方法はできるだけ避けた方がよいでしょう(意図していなくても鉢の中が根でぱんぱんになって生命の危機から「最期の一花」と言うような感じであがくように開花することはあります。下手をすると木自体が翌年につながらないので、あまり健全な開花とはいえないとは思いますが)。
ポイント
・剪定はあまり必要ない
・植え付けの適期は4月下旬
・地植えにすると、以降の移植は困難
「朝顔」咲き始めた、歴博付属「くらしの植物苑」によりみち🌼
アサガオが咲き出した
ヒルガオ
ソバ [蕎麦]
花言葉|一生懸命、誠実 誕生花|11月 1日
- 花の特徴
- 茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6ミリくらいの白ないしピンクの小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で、普通は5枚である。
雄しべは8本である。
雌しべの花柱は1本で、先が3つに裂ける。
短花柱花(花柱が雄しべより短い花)と長花柱花(花柱が雄しべより長い花)がある。茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
- 葉の特徴
- 葉は三角形ないし心形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
- 実の特徴
- 花の後にできる実は三角錐状のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、黒褐色ないし銀灰色に熟する。
- この花について
- ―
- その他
- 普通種、ダッタン種、宿根種の三つに分類される。
一般的に日本で食べているのが普通種、ルチンが多く苦いのがダッタン種、葉の部分を漢方薬として利用するのが宿根種である。
俳句では「蕎麦」「蕎麦の花」が秋の季語である。
- 開花時期
- 6~10月
- 花の色
- 白
- 名前の読み
- そば
- 分布
- 原産地は中央アジアから中国東北部
日本でも古くから栽培
- 生育地
- 畑
- 植物のタイプ
- 一年草
- 大きさ・高さ
- 40~70センチ
- 学名
- Fagopyrum esculentum
- 分類
- タデ科 ソバ属
オグルマ
おぐるま / 小車
[学]Inula britannica L. subsp. japonica (Thunb.) Kitam.
キク科の多年草。茎は直立し、高さ20~60センチメートル。茎葉は多数あり、柄がなく互生する。根出葉は小形で、茎下部の葉とともに花期には枯れている。7~10月、茎の先に数個の花をつけ開く。花は舌状花と筒状花からなる頭花で、黄色。開花直径は3~4センチメートル。名は、この花を小さな車に見立てたもの。湿地や田の縁、川岸に生え、北海道から九州、さらに朝鮮、中国に分布する。線形または線状披針(ひしん)形の葉をもつ変種をホソバオグルマという。また、園芸品種としては筒状花が弁花している八重咲きのものをヤエオグルマとよんでいる。[小山博滋]
出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例
カセンソウ(歌仙草)
多年草
北海道〜本州の日当りのよい山野の湿地に生える。高さ60〜80cm。地下茎を長くのばしてふえる。茎は細いがかたく、やや密に毛が生える。根生葉は鱗片状で、下部のやや大型の葉とともに花の頃にはない。中部の葉は長さ5〜8cm、幅1〜2cmの長楕円状披針形で、先端はとがり、基部は茎を抱く。洋紙質でやや薄いがかたく、ふちにはまばらな鋸歯がある。裏面は脈が隆起して目立つ。頭花は黄色で直径3.5〜4cmあり、枝先にふつう1個ずつつく。総苞は長さ約1cm、幅約2cmの半球形。総苞片はほぼ同じ長さで、4列に並ぶ。そう果は長さ約1.5mmの円柱形で無毛。冠毛は長さ約8mm。花期は7〜9月。(野に咲く花)
学名は、Inula salicina var. asiatica
キク科オグルマ属
メハジキ [目弾]
印刷する花言葉|よき願い・現実逃避・憎悪 誕生花|―
花の特徴 茎の上部の葉の脇に淡い紅紫色の唇形をした花を輪生状につける。
花冠は10~13ミリくらいで、外側には白い毛が密生する。
下唇は3つに裂け、濃い紅紫色の筋が入る。
葉の特徴 根際から生える葉は卵心形で長い柄があり、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
根際から生える葉は花時には枯れる。
茎につく葉は楕円形で3つに深く裂け、裂片はさらに羽状に裂ける。
葉には柄があり、向かい合って生える(対生)。
茎の上部につく葉は細く小さな線形である。
実の特徴 花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
この花について ―
その他 和名の由来は、子供が茎を短く切ってまぶたにはめ、目を開かせて遊んだところからきている。
別名は益母草(ヤクモソウ)という。
これは、古くから中国で婦人薬として利用されてきたことからきている。
開花時期 7~9月
花の色 赤、紫
名前の読み めはじき
分布 北海道の南西部から沖縄にかけて分布。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方、アムール地方、モンゴルなどに広く分布
生育地 道端や荒れ地
植物のタイプ 越年草
大きさ・高さ 50~150センチ 茎の断面は四角形で直立し、白い短い毛が密生する。
学名 Leonurus japonicus
分類 シソ科 メハジキ属
ベニバナエゴノキ
ハンゲショウ
ミソハギ
学名:Lythrum anceps
和名:ミソハギ(禊萩) その他の名前:ミゾハギ、盆花(ぼんばな)、精霊花(しょうりょうばな)、水掛け草
科名 / 属名:ミソハギ科 / ミソハギ属
ミソハギとは
特徴
ミソハギは日本各地の湿原や小川、用水路の縁などに見られる多年草です。茎はまっすぐに立ち、株元は少し木質化します。そして細い地下茎を伸ばして群生します。葉はふつう対になってつき、細長い卵形で小さく、濃い緑色です。濃いマゼンタピンクの花が、茎の先端に穂になって咲きます。1輪の花の大きさは1cm弱です。
エゾミソハギ(Lythrum salicaria)も同じような環境に生え、全体にやや大きく、花が密につきます。花穂の部分に毛が生えているのが明確な区別点です。
お盆の迎え火をたく前に、この花で周囲に水をまく風習は現在でも各地で広く見られます。開花期間が長く、これといった病害虫がないうえ、水湿地の植物のためウォーター・ガーデンの植え込みに適していて、普通の草花が育たないような湿った土壌でよく生育します。
基本データ
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園芸分類 | 水生植物,草花,山野草 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 日本、朝鮮半島 |
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草丈/樹高 | 100~200cm | 開花期 | 7月~9月 |
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花色 | ピンク | 栽培難易度(1~5) | ![]() |
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耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
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特性・用途 | 落葉性,初心者でも育てやすい,開花期間が長い,耐寒性が強い,盆栽向き | ||
種類(原種、園芸品種)
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エゾミソハギ‘ブラッシュ’
Lythrum salicaria ‘Blush’この仲間では珍しい淡桃色の園芸品種。性質も普通のものと変わらない。
育て方・栽培方法
鹿ケ谷カボチャ
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ムクゲが咲き始めました。
ムクゲ
学名:Hibiscus syriacus
和名:ムクゲ
科名 / 属名:アオイ科 / フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属)
ムクゲとは
特徴
暑さで人や植物が元気のなくなる季節に、次々と大きな花を咲かせるムクゲは、盛夏を彩る代表的な花木といえます。種小名の「syriacus」は「シリアの」という意味ですが、中国の原産です。韓国の国花としても知られています。日本には平安時代以前に渡来し、古くから庭木や生け垣として栽培されてきました。ハイビスカスなどと同じフヨウ属ですが、フヨウ属のなかでは寒さに強いため、日本だけでなく欧米でも夏咲きの花木として親しまれています。
どこの庭でも植えられているように栽培は容易です。一般に栽培される赤紫色のムクゲ以外にも、さまざまな花形や花色の園芸品種があります。
基本データ
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園芸分類 | 庭木・花木 | ||
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形態 | 低木 | 原産地 | 中国 |
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草丈/樹高 | 1~2m | 開花期 | 7月~9月 |
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花色 | 白,赤,ピンク,紫,複色 | 栽培難易度(1~5) | ![]() |
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耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
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特性・用途 | 落葉性,開花期が長い,耐寒性が強い,生け垣向き,初心者でも育てやすい | ||
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種類(原種、園芸品種)
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‘大徳寺白’
Hibiscus syriacus‘Daitokujishiro’涼しげな印象を与える一重の白花。 -
‘日の丸’
Hibiscus syriacus‘Hinomaru’中心が赤色をした一重の白花。 -
‘鳥取花笠’
Hibiscus syriacus‘Tottorihanagasa’半八重の赤紫花。花笠の名がつく品種は半八重。
育て方・栽培方法
ベニバナ
これから染料として使います。
帰路も同じ道を辿りました。
合歓の木の花
ヒマラヤスギ