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晩秋の、港区白金の東京都庭園美術館と隣接の国立科学博物館附属自然教育園によりみち!

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ひさしぶりに、白金付近に散策に来た。庭園美術館と自然教育園が隣接にあるので、こちらに来る時は2件分となる。しかし季節は晩秋で、紅葉のピークを過ぎているのと、庭園美術館の庭が整備中ということで今回は、テンションが下がり気味であったが晩秋の風情が残っていて、それなりの日帰りの旅だった。短時間でも十分堪能出来ると思った。

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東京都庭園美術館について

東京都庭園美術館は、1983(昭和58)年に開館しました。
当館の特色は、なんといっても、その建物の美しさにあります。これは、戦前にパリに遊学された朝香宮夫妻の邸宅として、当時最新の建築様式によって、1933(昭和8)年に建造されたものです。とくに内部のデザインは、壁飾りから家具、照明器具にいたるまで、アール・デコとよばれる装飾様式で統一され、そのモダンな優美さは息をのむほどです。
玄関、大客室、大食堂、書斎などの主要部分の内装は、当時のフランスを代表する装飾美術家であるルネ・ラリックやアンリ・ラパンに依頼されました。基本設計を担当したのは、宮内省内匠寮の建築家だった権藤要吉でした。朝香宮邸は、近代西洋に憧れる日本人の思いを実現した建築だったわけです。
“幻の建築”、あるいは、”アール・デコの美術品”と称されてきた朝香宮邸は、後世に伝えるべき名建築として、2015(平成27)年に国の重要文化財に指定されました。都心とは思えない緑ゆたかな庭園にたたずむ当館は、日本のアール・デコの記念碑として、来館者を魅了していくことでしょう。

この一方で、美術館としての可能性を広げるために、当館はいまも発展しつづけています。
2014(平成26)年には、ホワイトキューブのギャラリーをそなえた新館がリニューアル・オープン。茶室、庭園は整備工事が完了したところから順次公開します。
建築と、デザインと、装飾と…、そして絵画と彫刻とを自由に結びつけること。当館が目指すのは、建物の由来が暗示するように、とらわれのない美術です。国際的にも類例のない美術館として、現代の美術を深めていきたいと願っています。

 

旧朝香宮邸とは・沿革

旧朝香宮邸とは

朝香宮家は久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年[明治39]に創立した宮家です。鳩彦王は、陸軍大学校勤務中の1922年[大正11]から軍事研究のためフランスに留学しましたが交通事故に遭い、看病のため渡欧した允子内親王とともに、1925年[大正14]まで長期滞在することとなりました。
当時フランスは、アール・デコの全盛期で、その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻は、自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼するなど、アール・デコの精華を積極的に取り入れました。また建築を担当した宮内省内匠寮の技師、権藤要吉も西洋の近代建築を熱心に研究し、朝香宮邸の設計に取り組みました。さらに実際の建築にあたっては、日本古来の高度な職人技が随所に発揮されました。朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻の熱意と、日仏のデザイナー、技師、職人が総力を挙げて作り上げた芸術作品と言っても過言ではない建築物なのです。
現在は美術館として使われていますが、内部の改造は僅少で、アール・デコ様式を正確に留め、昭和初期の東京における文化受容の様相をうかがうことができる貴重な歴史的建造物として、国の重要文化財に指定されています。

沿革

1933年[昭和8年] 5月、朝香宮邸が竣工する。
1947年[昭和22年]
─1954年[昭和29年]
政府が借り受け、吉田外相・首相公邸として使用される。
1955年[昭和30年]
─1974年[昭和49年]
国賓、公賓の迎賓館[白金迎賓館]として、赤坂迎賓館開設まで使用される。
1983年[昭和58年] 10月1日、東京都庭園美術館として一般公開される。
1993年[平成5年] 3月、本館[旧朝香宮邸]が東京都指定有形文化財[建造物]第1号に指定される。
2013年[平成25年] 開館30周年を迎える。
12月、本館及び新館工事が竣工する。
2014年[平成26年] 11月、リニューアルオープン。
2015年[平成27年] 7月、本館・茶室・正門等が国の重要文化財に指定される。

 

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本館の各室について

正面玄関

正面玄関ガラスレリーフ扉はフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品です。朝香宮邸のために新たにデザインされました。翼を広げる女性像は、型押ガラス製法で作られています。一点ものであるということとその大きさを考えると、ラリックの作品の中でも貴重な作品といえます。また床全面のモザイクは細かい天然石で制作され、デザインは宮内省内匠寮技手の大賀隆が手がけました。

ラリックのガラスレリーフを正面にして左の扉は第一応接室に、右の扉は受付外套がいとう室につながっています。

    • 内装設計:宮内省内匠寮
      壁:外国産・国産大理石
      扉:ガラスレリーフ(制作者:ルネ・ラリック)
      扉(第一応接室側、受付外套室側):
      イングリッシュオークフラッシュドア
      床:外国産大理石モザイク張り

      第一応接室

      玄関を入って左の間口から直接入ることができる部屋で、宮家を訪ねた来賓の御用係や供待が主人を待つ部屋として使用しました。室内の柱・扉・窓枠に使用されている木材はカエデ材で統一されています。床は市松張りにされたケヤキ材の周りに黒檀やカリンが配された寄木張りになっています。また、壁紙は竣工当時と同じくスイス、サルブラ社製のテッコーシリーズで復原されています。

      内装設計:宮内省内匠寮
      壁:サルブラ社製《テッコー》A5-217モスグリーン(復元)
      扉:イングリッシュオークフラッシュドア(玄関側)
      カエデフラッシュドア(次室及び小客室側)
      床 寄木(市松張り)、ケヤキ、黒檀、カリン

      大広間

      大広間は壁面にウォールナット材を使用し、装飾を抑えた重厚な空間を作りだしています。天井には格子縁のなかに40個の半円球の照明が整然と配置され、正面のアーチにはさまれた鏡と大理石のマントルピースはシンメトリーの落ち着いたデザインに華やかさを添えています。中央階段右手の大理石レリーフはイヴァン=レオン・ブランショの作品《戯れる子供たち》で、古典的作風が空間に和らぎを与えています。

      内装設計:アンリ・ラパン
      壁:ウォールナット
      扉:ウォールナットフラッシュドア

      小客室

      四方の壁面にはアンリ・ラパンの油絵が張りめぐらされています。淡いグリーンを基調として描かれた樹木と水のある風景が、室内に居ながら森の中にいるような印象を与えています。テラスに通じる扉の上部に「H. RAPIN」のサインを見ることができます。マントルピースの石材はギリシャで産出される蛇紋岩「ティノス・グリーン」が使われています。

      内装設計:アンリ・ラパン
      壁:壁画(油彩、キャンパス/制作者:アンリ・ラパン)
      扉:ペローバフラッシュドア

      次室つぎのま

      南側のテラスに面した次室は大広間から大客室へのつなぎの役割をもっています。白磁の「香水塔」、モザイクの床、黒漆の柱、朱色の人造石の壁、そしてガラス窓から広がる庭園の緑、これらが織り成す色彩のハーモニーは、大広間の落ち着いた色調とは対照的にアール・デコ特有の華やかな空間を形成しています。白漆喰の天井は半円球のドームとなっており、装飾過多になりがちな空間に調和をもたらしています。この小さな空間においても材質・色彩にアール・デコの特徴が顕著にあらわれています。
      「香水塔」はアンリ・ラパンが1932(昭和7)年にデザインし、国立セーヴル製陶所で製作されたものです。「香水塔」には水が流れるような仕組みが施されていたので宮内省の図面などには「噴水器」との記述がされていました。朝香宮邸時代に上部の照明部分に香水を施し、照明の熱で香りを漂わせたという由来から、後に「香水塔」と呼ばれるようになりました。フランス、セーヴル陶製所では” Vase Lumineux Rapin”(ラパンの輝く器)と記録されています。

      内装設計:アンリ・ラパン
      壁:人造大理石
      柱:特許88539号漆塗り(蝋色漆塗り仕上げ)
      扉(第一応接室及び小客室側):
      桐フラッシュドア(漆塗り仕上げ)
      引き扉(大客室側):銀引き鏡(ブロンズ製押縁付き)、
      その他(ブロンジングスプレー仕上げ)
      床:モザイク
      噴水器台:鉄筋モルタル(蝋色漆塗り仕上げ)
      噴水器水受け:岐阜産大理石

      大客室

      南側の庭に面したテラスを控え、旧朝香宮邸のなかでも最もアール・デコの粋が集められているのが、この大客室と次に続く大食堂です。イオニア式柱頭をもつ柱にはシコモール材が使われ、天井にはシャンデリアを囲む漆喰仕上げの円や石膏によるジグザグ模様が施されています。壁面の上部を囲むように木製ボードに描かれた壁画はアンリ・ラパンによるものです。また、ルネ・ラリック制作のシャンデリア、扉上部にあるレイモン・シュブのタンパン装飾、マックス・アングランの銀引きフロスト仕上げのエッチング・ガラスを嵌めこんだ扉や暖炉のレジスター装飾等、この部屋では幾何学的にデザインされた花が主なモチーフとして用いられています。

      内装設計:アンリ・ラパン
      照明:名称《ブカレスト》(制作者:ルネ・ラリック)
      壁:シコモールベニヤ
      サルブラ社製《サルブラ》30162クリーム(現在撤去)
      扉:エッチング・ガラス(制作者:マックス・アングラン)、
      ブロンズ製押縁付き、その他(ブロンジングスプレー仕上げ)

      大食堂

      大食堂と隣の大客室とはエッチング・ガラスの引き戸で仕切ることができます。南面に庭園を望み、大きく円形を描く張出し窓は、開放的な独特の空間を形作っています。来客時の会食用に使用された部屋ということで、ルネ・ラリックの照明器具《パイナップルとザクロ》やガラス扉等にくだものがモチーフとして使われ、ラジエーターカバーには魚貝がデザインされています。暖炉の上の壁画はアンリ・ラパンの作で、赤いパーゴラ(つる棚)と泉が油彩で描かれています。植物文 様の壁面はレオン・ブランショのデザインによるものです。このレリーフはコンクリート製でフランスから送られてきましたが、到着時にヒビが入っていたため日本で型を取り石膏で作り直し、銀灰色の塗装が施されました。

      内装設計:アンリ・ラパン
      照明:原題「パイナップルとザクロ」(制作者:ルネ・ラリック)
      壁:石膏(デザイン:レオン・ブランショ)
      扉:エッチングガラス(制作者:マックス・アングラン)、ブロンズ製押縁付き、その他(ブロンジングスプレー仕上げ)

      小食堂

      この部屋は朝香宮一家の日常の食事に使用されました。西洋スタイルの朝香宮邸の中にあって珍しく、全体に和の要素が取り入れられた部屋です。天井は杉の柾板まさいたが使用され、床の間も設けられています。ラジエーターカバーはブロンズ鋳物で制作されており、日本古来の源氏香の模様がデザインされています。床の寄木はローズウッドを中心にしてケヤキ材が施されており、その周りを黒檀で装飾しています。

      内装設計:宮内省内匠寮
      壁(床の間):節織金霞ふしおりきんかすみ(現在撤去)
      扉:杉杢板唐戸(框はヒノキ板)
      床:寄木、ケヤキ、黒壇、ローズウッド

      第一階段

      建物の中央にある第一階段は1階の客間から2階の家族の居室へ通じる階段です。それはフランス仕立てのアール・デコの空間から「日本のアール・デコ」の空間へ移行する階段ともいえます。
      階段のステップ、腰壁、手摺りには外国製大理石のビアンコ・カラーラをはじめ3種類の大理石が用いられています。手摺りのデザインはアール・デコの特徴であるジグザグのラインが強調され、嵌めこみ金物はブロンズ 製銀イブシ仕上げで、二階広間の照明柱、天井照明とともにアール・デコ特有のパターン化された花模様で統一されています。照明柱の付け根には水盤が付けられるなど、細部に渡って意匠を凝らした設計となっています。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁:ラフコート 腰壁:外国産大理石 床:外国産大理石
      階段:外国産大理石、外国産ガラス
      絨毯:ウィルトン織(現在撤去)

      二階広間

      2階の広間にはじまる家族の居住空間は、主に宮内省内匠寮の技師によってデザインされました。ラジエーターレジスター(暖房器用カバー)には日本の伝統模様である青海波が使われるなど、所々に和の要素が取り入れられています。壁面にはコテなどの道具による模様付けが均一に施され、左官職人による匠の技を見ることができます。また、窓の下には造り付けのソファーがあり、宮家時代にはピアノが置かれ、ご家族のくつろぎの場となっていました。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁:ラフコート

      若宮寝室

      建物2階東側の約3分2を占めるのが若宮寝室・合の間・若宮居間の3室です。各部屋の照明は宮内省内匠寮技手の水谷正雄がデザインした国産品です。各部屋ごとに異なる意匠が凝らされており、旧朝香宮邸の見所のひとつといえます。この部屋の張り出した窓には竣工当時のサッシがそのまま残されています。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》737-50 ベージュ(現在撤去)
      扉:チークフラッシュドア

      合の間

      白漆喰のヴォールト天井と土壁風壁面のコントラストが特徴的な空間です。

      内装設計:宮内省内匠寮
      扉:ウォールナットフラッシュドア

      若宮居間

      若宮居間は正面玄関の真上に位置し、車寄せの屋根をベランダとしています。
      ほぼ正方形の室内は飾り丸柱がアクセントを添え、竣工当時は深いブルー系の壁紙が張られていました。漆喰の天井は美しい円型の左官仕上げ、中央にはステンドグラスによるペンダント照明が暖かみのある雰囲気を醸し出しています。
      ベランダの床は関東大震災後に普及したせっ器質のタイル、クリンカータイルが使用されています。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》RA27Dダークブルー(現在撤去)
      扉:チークフラッシュドア

      書斎

      書斎は正方形の部屋の四隅に飾り棚を設置することにより室内を円形に仕上げています。
      シトロニエ材の付け柱が四方に配置され、ドーム型の天井と間接照明により求心的な空間が演出されています。絨毯、机、椅子も室内と同様に、アンリ・ラパンによりデザインされました。書斎の左隣には書庫が併設されています。

      内装設計:アンリ・ラパン
      壁:シトロニエベニヤ
      扉:シトロニエフラッシュドア
      床:寄木張り(市松張り)、ケヤキ・カリン・黒檀

      殿下居間

      高さのあるヴォールト天井が空間に広がりをあたえ、ヒノキ材の付け柱、大理石の暖炉と鏡が落ち着いた品格を添えています。
      ラジエーターレジスター(暖房器用カバー)のデザインにはアール・デコによく見られる噴水がモチーフとして使われています。これは日本側でデザインされ、電気鋳造により製作されたものです。壁紙とカーテンは、現存する壁紙にならって2014年に復原しました。

      内装設計:アンリ・ラパン
      壁紙:麻、綿、レーヨン(ジャガード織り)
      (2014 年ポリエステル素材で復原)
      扉:ヒノキフラッシュドア
      床:絨毯

      妃殿下寝室

      楕円形の鏡の付いた白いドア、上下に移動のできる布シェード付きの照明など、女性の部屋らしい雰囲気に溢れています。ラジエーターレジスター(暖房器用カバー)は妃殿下ご自身がデザインされたものです。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》RA35B(現在撤去)
      扉:ヒノキフラッシュドア

      殿下寝室

      居間や書斎と比べると装飾は控えられ、寝室にふさわしい落ち着いた雰囲気をもっています。柱と扉にはクスノキが使われており、4か所の扉にはクスノキの玉杢たまもくが装飾として使用されています。玉杢とは、樹木のこぶのある面をスライスすると現れる、比較的大きな同心円形の模様のことです。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》757-9ブルーグレー(現在撤去)
      扉:クスノキフラッシュドア

      妃殿下居間

      やや浅めのヴォールト天井に取り付けられた5つのボール状の照明は、各部屋ごとに意匠を凝らした照明のなかでも特に大きく際立っています。1枚ものの大きな鏡、実用的な造り付けの棚や開き戸など、隅々に妃殿下の趣味嗜好がうかがえます。
      庭を望む南面には半円形のバルコニーを備え、床には昭和初期に美術タイルとして名を馳せた泰山タイルが敷き詰められています。

      内装設計:宮内省内匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》31380シルバーグレー(現在撤去)
      扉:ヒノキフラッシュドア

      姫宮寝室

      姫宮寝室はサクラ材が多く使用されています。現在も竣工当時のまま残るテッコーの壁紙は妃殿下のアドバイスをもとに、姫宮の好みで選ばれました。寝室はブルーを基本とした直線と水泡模様のデザインの壁紙が張られ、光によって微妙に変化をもたらすメタリックな輝きを放っています。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》31374メタリックブルー
      扉:サクラフラッシュドア
      床:寄木(矢羽張り)、ケヤキ

      姫宮居間

      姫宮居間は扉や床にモミジ材が使われています。部屋にはサーモンピンクの大理石製マントルピースと円形の鏡があり、姫宮の部屋に相応しい可憐な和らぎを感じさせます。壁紙は虹色の波形ストライプ、姫宮寝室とは対照的に明るい色彩となっています。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁紙:サルブラ社製《テッコー》RA32Bストライプ
      扉:モミジフラッシュドア
      床:寄木(矢羽張り)、ローズウッド、ケヤキ、カーリーメープル

      第一浴室

      殿下と妃殿下の寝室の間にあるこの浴室はおもに殿下が使用した浴室といわれています。
      床には山茶窯つばきがま製陶所製のモザイクタイル、壁にはフランス産の大理石「ヴェール・デ・ストゥール」が使われています。朝香宮邸では他に姫宮用の第二浴室、若宮用の第三浴室がありました。

      内装設計:宮内省内匠寮
      壁:外国産大理石 扉:チークフラッシュドア
      床:モザイクタイル

      ベランダ

      建物の南側にあるこのベランダからは芝庭や日本庭園が一望できます。殿下、妃殿下の居室からのみ出入りできる、ご夫妻専用のベランダです。床には国産の黒と白の大理石が市松模様に敷かれています。

      内装設計:宮内省匠寮
      腰壁:国産大理石
      扉(殿下居間及び妃殿下居間側):
      チークフラッシュドア
      扉(殿下寝室及び妃殿下寝室側):
      スチール製ガラス嵌め込み
      床:国産大理石

      北側ベランダ

      (北の間)

      北側に位置するベランダは南側のベランダに対して「北の間」と呼ばれ、夏期の家族団らんの場として使用されていました。上部には天窓を設けて外光を採り入れ、開放的な屋外の雰囲気を演出しています。柱にはチーク材を浮造りにして柾目を浮き立たせ、床には陶器の釉薬を施した布目タイルがモザイク状に張られるなど手の込んだ作りとなっています。二階広間との仕切りの窓のフレームは直線で構成され、モダンな空間を形成しています。

      内装設計:宮内省匠寮
      腰壁:スクラッチタイル(泰山タイル)
      扉:チーク造りガラス入り
      床:布目タイル(泰山タイル)

      ウインターガーデン

      ウインターガーデンは温室として屋上階に設けられました。室内には花台や水道の蛇口、排水口が備え付けられています。市松模様に白と黒の石を敷き詰めた床は人造大理石、腰壁には国産大理石を使用していますが、素材の違いがわからないように施工されているところに当時の職人の技術の高さをうかがうことができます。1932(昭和7)年5月に東京松坂屋で開催された「新興独逸建築工芸展」で殿下自身が購入された、マルセル・ブロイヤーのデザインした椅子が置かれていました。

      内装設計:宮内省匠寮
      壁:漆喰
      腰壁:国産大理石
      扉:スチール製ガラス嵌め込み
      床:人造大理石

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晩秋の紅葉

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レストランからの紅葉

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美術館内レストランでお茶

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ミュージアムショップ

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美術館前のイチョウの紅葉

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東京都庭園美術館入口

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国立科学博物館附属自然教育園の概要

 

自然教育園は、大都市「東京」の中心部にあって今なお豊かな自然が残る、都会の中のオアシスともいえる貴重な森林緑地です。

園内にはコナラ・ケヤキ・ミズキなどの落葉樹、スダジイ・カシ類・マツ類などの常緑樹が広がり、ススキやヨシの草はら、池や小川などがあります。このような自然を活かした植物園が整備されており、四季にわたって様々な草花や、昆虫などの生きものを身近に観察できます。

園内の植物には種名表示板や解説板が整備されており、自然を深く知ることができるように工夫されています。

自然教育園では園内の自然を活用した様々な活動を行っています。入園者を対象に日曜観察会や植物生態学セミナー、緑陰サイエンスカフェ、自然史セミナー、子ども自然教室などを開催しています。

さらに、児童・生徒・学生の校外学習にも利用されています。

自然に親しみ、四季折々に変化する生物の姿や風景に心をなごませ、自然と人間との関わりを考える場として自然教育園を大いに利用していただければ幸いです。

国立科学博物館附属自然教育園の沿革

自然教育園を含む白金台地は、洪積世(20~50万年前)海食によって作られました。

いつ頃から人が住み着いたかは不明ですが、園内から縄文中期(紀元前約2500年)の土器や貝塚が発見されていることから、この時代には人々が住んでいたと考えられます。

平安時代には目黒川、渋谷川の低湿地では水田が開墾され、台地の広々とした原野には染料として欠かせなかったムラサキの栽培も広範囲に行われていたと考えられています。室町時代に入ると、この地方にいた豪族がこの地に館を構え、今に残る土塁は当時の遺跡の一部と考えられています。この館の主が誰かは不明ですが、白金の地名は永禄2年(1559)の記録に初めてあらわれ、太田道灌のひ孫の新六郎がこの地を治めていたことが記録されています。また、いわゆる「白金長者」であったという言い伝えも残っています。

江戸時代になると、増上寺の管理下に入りましたが、寛文4年(1664)には、徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、園内にある物語の松やおろちの松などの老木は、当時の庭園の名残であろうと思われます。

明治時代には火薬庫となり、海軍省・陸軍省の管理となり、大正6年(1917)宮内省帝室林野局の所管となり、白金御料地と呼ばれました。

その後、昭和24年文部省の所管となり、「天然記念物及び史跡」に指定され、国立自然教育園として広く一般に公開され、昭和37年国立科学博物館附属自然教育園として現在に至っています。

 

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東京都庭園美術館|来館のご案内

基本情報

開館時間:10:00-18:00 (入館は17:30まで)

庭園のみ公開の期間は、旧朝香宮邸(本館)と新館には入れません。
トップページのカレンダーでご確認下さい。

休館日:毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始

チケット

○入館料
展覧会によって異なります。詳細は展覧会ページをご覧ください。
○庭園入場料
一般100円(80円)、大学生(専修・各種専門学校含む)80円(60円)、中・高校生・65歳以上50円(40円)
・( )内は20名以上の団体料金。
・小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。
・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者一名は無料。
・第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料。
※展覧会のチケットをお持ちの方は、庭園にもご入場いただけます。

入場料が免除または割引となる方

■身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名様まで)は入場料が無料です。
チケットご購入の際に、手帳のご呈示をお願いいたします。
■毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は入場料が無料です。  ※年齢を証明できるものが必要です。
■公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する施設の「友の会」会員は2割引です。

団体でのご来館、学校教育の団体見学について

■有料入場者20名以上の団体は、入場料が2割引になります。 ※詳細はこちらのページをご覧ください。
■都内の小・中・高校生を教師が引率して来館する場合は、入場料が無料になります。事前の承認が必要です。 ※詳細はこちらのページをご覧ください。

アクセス

  • 最寄駅から
  • バスで
  • お車で
  • 空港、都内主要駅から

最寄駅から

最寄駅から

JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分
都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口より徒歩6分
※白金台駅のエレベーターは2番出口にございます。

鉄道で

バスで

バスで

バス停留所「白金台5丁目」より徒歩3分

黒77系統(目黒駅―千駄ヶ谷駅)都営バス
橋86系統(目黒駅―新橋駅北口)都営バス
品93系統(目黒駅―大井競馬場)都営バス
東98系統(東京駅南口―等々力操車場)都営・東急バス

バスで

お車で

お車で

駐車場(有料)は、美術館の敷地内にございます。
正門で警備員がご案内いたします。

料金:普通自動車 1回 1500円

※バスのご予約は、団体申込書 兼 バス駐車場予約申込書(PDF)へ必要事項をご記入のうえFAXでお申し込みください。
※身体障害者優先駐車場は無料です。
(身体障害者手帳をご呈示ください。)

首都高速2号線「目黒出口」出てすぐ、「庭園美術館西」交差点を左折してください。
白金台方面からお越しの場合、右折で入ることができません。 その先の「上大崎」交差点で右折し、そのまま右折レーンに入って次の「庭園美術館西」交差点で右折してください。

お車で

空港、都内主要駅から

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空港、都内主要駅から

所在地・お問い合わせ先

東京都庭園美術館
お問い合わせ先:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
〒108-0071  東京都港区白金台5-21-9
Tel. 03-3443-0201(代表)10:00-18:00
Fax. 03-3443-3228

施設についてのご案内

車いすご利用のお客様へ

• 館内に車いすをご用意しております。ご希望の方は、受付スタッフにお申し付けください。
• だれでもトイレは、館内に2カ所、(本館1ヵ所、新館1ヵ所)にございます。
• ハンディキャップをお持ちのお客様で、来館日時が決まっている場合、事前に当館にご連絡ください。駐車場、チケットの入手、美術館入口のスロープのご用意等、お客様に快適な時間を過ごしていただけますよう、手配いたします。
• 本館にはエレベーターはございません。
(車いすご利用のお客様には大変ご不便をおかけしております。)

小さなお子様をお連れのお客様へ

• おむつ交換台は本館1階・新館1階のだれでもトイレに、ベビーチェアは新館1階のだれでもトイレにご用意しています。
• 館内での授乳については、本館1階に授乳室を設けていますので館内スタッフにお声をおかけください。
• 作品保護及び建物維持管理のため、館内でのベビーカー使用はご遠慮いただいております。抱っこひも等をご用意くださるようお願いいたします。

トイレの設備

■女性用トイレ (本館1階、新館1階、屋外)
■男性用トイレ (本館中2階、新館1階、屋外)
■だれでもトイレ (本館1階、新館1階)  車いす対応、オストメイト対応、おむつ替えシート、ベビーチェア(新館1階のみ)

フロアマップ

本館[旧朝香宮邸] Main Building [Former Residence of Prince Asaka]

1. 玄関*
2. 受付
3. 大広間*
4. 次室*
5. 大客室*
6. 大食堂*
7. 喫煙室*
8. 小客室*
9. 第一応接室*
10. 小食堂*
11. 女子トイレ
12. ロッカー室
13. ウェルカムルーム
14. ウェルカムルーム
15. 救護室
16. だれでもトイレ
17. 授乳室
18. 新館連絡口

*は朝香宮邸時の呼称

19. 二階広間*
20. 若宮寝室*
21. 合の間*
22. 若宮居間*
23. 書庫*
24. 書斎*
25. 殿下居間*
26. 殿下寝室*
27. 第一浴室*
28. 妃殿下寝室*
29. 妃殿下居間*
30. ベランダ*
31. 北の間*
32. 姫宮寝室*
33. 姫宮居間*
34. 男子トイレ*
35. 第一階段*
36. 第二階段*
37. スタジオ*
38. ウインターガーデン*

*は朝香宮邸時の呼称

新館 Annex

1. ギャラリー1
2. ギャラリー2
3. ロビー
4. ミュージアムショップ
5. カフェ
6. 男子トイレ
7. 女子トイレ
8. だれでもトイレ
9. 中央警備室
10. 事務所入口

敷地平面図 Site area

敷地平面図

 

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ライター紹介

Tokkyna

千葉県佐倉市在住
東京都江戸川区小岩出身

趣味:古地図による散策(特に裏道が大好き)
    LCCによる全国歴史探訪(特に城壁のそりが大好き)

この人が書いた記事

  • 青鷺料理もあった「江戸のグルメ案内」の企画展、歴博にて2/4(日)まで開催中‼️

  • 厳冬❄️に真っ赤🔴な植物探しに、歴博付属「くらしの植物苑」に行きました‼️

  • 第2回「佐倉道を歩く会」葛飾八幡宮〜京成西船駅まで歩く②👟

  • 無料送迎バスを利用して冬❄️の「DIC川村記念美術館」の散策路を歩く👟

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